家族同様に暮らしてきたペットのは、飼い主にとってとても辛く悲しいものです。

その死は肉親を失った場合と同様でもあります。ペットのによる深い喪失感を「ペット・ロス」と呼び、そこから抜け出ることが難しいことで問題ともなっています。

ペットの遺体をどう葬ればよいのか、と悩む方も少なくないと思いますが、マンション住まいや広い庭のない団地住まいの場合、ペットのお墓を家のそばに置くことが難しい現状があります。

例えば、市区町村の自治体に連絡をして遺体の引き取りをお願いすると、その扱いは「有料ごみ」です。かわいいペットがゴミ扱いでは心理的に受け入れることが出来ません。

そこで近年活躍するのが専門業者です。人によっては自宅に祭壇を飾りお経をあげて家族で冥福を祈ったり、まさに人間と同じ形で通夜葬儀を執り行うこともあるそうです。

その後はペット専用の火葬炉火葬されますが、最近では車に火葬装置を備えた移動式もあるようです。火葬の料金は動物の大きさや体重によって異なり、を壺に入れてその場で受け取るか、そのまま引き取りをお願いするかによっても料金が変わるようです。

さて、我が家に連れて帰ったかわいいペットのお骨はこの後どうするのか。
人間と同じように四十九日まで自宅に置いてその間に納骨のことを考えなくてはなりません。
先述したようにマンション暮らしや、団地住まいだといつまでも自宅に置くことになり、かえって「ペット・ロス」症状が続くことになります。

ペット・ロス」とは後悔の念です。

それは飼い主が深くペットを愛していたからこそ、大きな喪失感となってしまうのです。
そして喪失感に自責の念が加わり、飼い主を「鬱」状態にし、食欲不振やだるさ、不眠などの体調不良を引き起こします。

では、「ペット・ロス」を乗り切るにはどうしたらよいのか。

仏教では自然の摂理を受け入れることを教えます。
犬の寿命は人間の五分の一、猫の寿命は四分の一といわれています。つまり犬は1歳半で人間の22歳になるわけです。
この道理を解って、ペットは自分よりも早く死んでしまったけど寿命を全うして閉じたのだと理解することです。
確かに人間と比べれば短い寿命ですが、それが自然の摂理なのです。

ペットの死は悲しくて当然です。
ただゆっくり静かに時間をかけて気持ちを落ち着かせ、遺影に向かって涙ぐまずに「一緒に過ごしてくれてありがとう」と言えるようになればペット・ロスから解放されるのではないでしょうか。

さて話は納骨へと戻りますが
火葬され骨壺へと収められたお骨は、いつまでも自宅に置いておくことはできません。ペット専用の納骨堂や最近ではペットと一緒にお墓に入りたいとの要望でそのようなお墓も登場しているようです。

しかし、よく考えてみると、飼い主である自分が生きている間はそれでも良いかもしれませんが自分が死んでしまった後、そのペットの納骨壇お墓の維持管理は誰がするのでしょう。

納骨壇なら年間維持費がかかります。
お墓も自分の意思を理解し引き継いでくれる親族が続けばいいのですが、子の代、孫も代、またはそれ以降…「ペットと同じは嫌だ」という人もでてくるかも知れません。

当施設の愛犬猫墓はの「ペット専用」の合葬墓です。
納骨費用のみで年間維持費も不要で永代管理毎月誦経を勤めます。
お墓にはレーザー彫刻で作成されたペットの生前中の写真が飾られます。

同じように大切なペット亡くされた方々がお墓参りをされ、新たな出会いがそこにはあります。

おすすめ: